こんにちは!
鍼灸あん摩マッサージ指圧師の小林です。
今期の冬は暖かい日が多かったですね。
その分、寒暖さが激しく、体調不良を感じた方も多かったのではないでしょうか。
このような気候では自律神経が乱れやすく、不眠状態になられる方も多いようです。
ご利用者様の中には、マッサージを受けた日は良く眠れるとお話いただける方もいらっしゃいます。
血流も促進され、リラックスできるため自律神経が整うのではないかと思います。
とはいえ、寝付けないと思うその時は、夜中だったりでマッサージを頼むわけにはいかないですよね。
そこでお試しいただきたいのは、ご自身でお腹をほぐすことです。
眠りにつくためには、末梢(手足)と中枢(体幹、お腹)の血流の移動がスムーズに行われ、
体温の調整を行うことが必要になります。
体の構造では、眠くなるとまず手足が温まり熱の放散が起こります。
布団に入って手足の温度が下がってきて、お腹などの深部体温が下がってくると眠りにつきます。
そのため、お腹が硬くなり、血液循環がスムーズに行われないといつまでも深部体温が下がらず眠れないのです。
お腹を柔らかくしてあげると、驚くくらいすんなりと眠れますよ。
お腹のほぐし方は、
手の指の平でなるべく広くお腹を捉えながら、
右下→右上→左上→左下と時計回りに数カ所ずつ押していきます。
大腸の進む方向と同じです。
お腹が硬くなっていると痛みを感じることもあるので、優しく押していきましょう。
痛みに反発して強く押すと、逆に硬くなってしまうので注意してください。
春に向かって暖かくなりますが、自律神経は乱れやすいです。
良い睡眠をとって、健康に過ごしましょう。