手のひら日光浴しましょ
KEiROW鎌倉南ステーション
あん摩マッサージ指圧師の横山です。
やっと暖かくなりました。この穏やかな暖かさも、あっと言う間に猛暑に変わって、陽に当たるのも嫌な季節になるんでしょうね。
そんなことをお客様と話しているときに、興味深いお話しを伺いました。
函館で幼少期を過ごされた方ですが、小学校の時に「太陽灯」に当たる時間があったとのこと。
上半身裸で、黒い水中メガネをかけ、生徒が輪になって太陽灯を囲み、その光に当たるのだそうです。光に当たる時間は、その子の健康状態により、回数が違うのだそうで、太陽灯自体どんな効果があったのか…?とのことで調べてみました。
歴史は戦前からで、虚弱体質児童の健康増進に効果があるとのことで、一部の小学校で行われていたとのこと。
太陽灯は医療用の呼び名で一般的には水銀灯といい、発せられる紫外線により、貧血・喘息・血行障害・皮膚疾患・脱毛症やリウマチにも効果がある紫外線療法の道具なんだとか…。
過去の物のようですが、現在も同様のものが販売されているそうです。
要は日光浴?
日光浴の効果は、日光(紫外線)に当たることで、ビタミンDを体内で作る事が出来ます。
ビタミンDは、カルシウムの吸収を高め、骨を丈夫にする。
記憶や思考など脳の機能を維持するにも重要。
ビタミン剤などのサプリメントよりも、日光浴により自分の体で作られたものの方が効率よく吸収できるそうです。
また、幸せホルモンと言われる、脳内物質のセロトニンの分泌が促進され、気分が安定したり、ストレスを和らげる効果があり、うつ病の予防にもなり、認知症や成人病の予防も期待できるそうです。
効果的な日光浴のやり方は、週に2〜3日、1回につき15〜20分、外に出て直接日に当たること。
ガラス越しに日に当たっても、暖かさを感じる温熱効果があるだけ。
ポイントは、紫外線(Ultra Violet)に当たることなので、日焼け止めなどUVケアしてしまっては効果が期待できません。
シミやそばかすを気にする方には、「手のひら日光浴」をお勧めします。
方法は、手のひらに日を当てるだけです。
晴れた日は、なるべく外に出たり、家の中から手を出すなりして、1回につき15〜20分。
太陽の暖かさを感じるだけでも気分転換になると思います。