あん摩マッサージ指圧師の横山です。
2021年04月19日
春野菜が店頭に並ぶ様になりました。
中でも、他の時期には赤茶けた皮をかぶっている玉ねぎが、真っ白な姿でいる「新玉ねぎ」の旬は、3月から4月の今の時期です。
ねぎ嫌いな人には申し訳無いですが…玉ねぎの話です。
「新玉ねぎ」と「玉ねぎ」の違いは収穫されて直ぐに出荷された物と、保存が効くように1ヶ月ほど風に当てて表皮(?)を乾燥させた物です。
栄養成分としては、どちらにも「ビタミンB1・B2・C」、「カリウム」、「カルシウム」、「鉄」があります。
また、玉ねぎを切った時にツンと目にしみる原因の「硫化アリル」という玉ねぎ特有の成分が豊富に含まれています。
「硫化アリル」は、血液をサラサラにする効果があり、高血圧や血栓の発生、動脈硬化や脳梗塞の予防。消化液の分泌を促し新陳代謝を高めることから糖尿病を防ぐことが期待できる成分だそうです。
性質としては、水に溶けやすく、熱に弱い特徴があるので、硫化アリルを効率よく摂るためには生で食べるのが一番です。
(ビタミンB群.C、カリウムも水に溶けやすい性質があります。)
※「硫化アリル」は、玉ねぎの他、長ネギやニンニクにも含まれています。
「新玉ねぎ」は「玉ねぎ」に比べ、柔らかく、水分が多く辛味を感じにくいため、サラダなど生で食べやすいので、効率よく玉ねぎの栄養が摂取できます。
国産の「新玉ねぎ」が出回るのはこの時期だけですので、積極的に召し上がられてはいかがでしょうか。