冬の脱水症状に気をつけて
2023年
本年も宜しくお願い致します。
今年も寒いですね。
冬は空気が乾燥するので、脱水症状になる人が以外と多いので、お気をつけ下さい。
空気が乾燥すると、皮膚や粘膜、吐いた息などから水分が体から出ていってしまう「不感蒸泄」(ふかんじょうせつ)が増えていきます。
夏は汗をかくことで目に見えて水分が身体から抜けていくのがわかりますが、汗をかきにくい冬は不感蒸泄により水分を失っている自覚がないため、夏に比べて水分補給ができていないことで脱水症状を起こす「かくれ脱水」と言われる状態になりやすいです。
「かくれ脱水」の主な症状は
1.頭痛
2.集中力の低下
3.日中の強い眠気や倦怠感
4.腹部の不快感や食欲不振
5.筋肉痛
6.足がつる
7.口の中がねばつく
8. 目まいや立ちくらみ
など。
かくれ脱水を防ぐためには、室内や体内の環境に注意が必要です。
●室内環境を整える
湿度を50~60%前後に保ち、定期的に換気を行うこと。
これは、インフルエンザやコロナ対策など、他の病気の予防にもつながる大事なことですね。湿度と言うと加湿器を用いる方法もありますが、暖房器具使用中は、洗濯物やタオルを濡らしたものを干すことでも乾燥を軽減できます。
●体内の環境を整える。
夏と同じく、こまめな水分補給をして体の水分を保ちます。
汗をかく暑い夏と違い、寒い冬は汗をかきにくい状態なので、塩分やカリウムなどのミネラルが失われることが少ないので、単純に水分を摂ることを意識してください。
だからといって、体を冷やす飲み物や、暖かい飲み物と言ってもお茶やコーヒー等の利尿作用のある物では水分が出てしまうので逆効果。
一番良いのは「白湯」だそうです。
白湯は、10分ほど沸騰させた後、50℃くらいまで冷ました状態がベスト。
白湯を飲むことは、水分補給のほかにも、内臓を温め血流が良くなり、基礎代謝があがる。便通が良くなる。冷え症対策にも良いそうで、ダイエット効果も期待できるとか…
冬に足がつりやすい人、第一に水分補給に注意しましょう。